波間の国のファウスト 体験版感想

”bitterdrop”のデビュー作、『波間の国のファウスト』の体験版Vol.1とVol.2をプレイし終えたので、その感想です。

今回はネタバレを殆ど含んでいません。

以下、感想。。。

 

シナリオ


マネーゲームを取り扱った物語だけあって、その手の用語が沢山でてきます。

僕はこの手の話に疎いこともあり、ライターの方がこの手の話に詳しいのか、色々調べて本作を書いたのかは分かりません。

どちらにせよ頑張ってストーリーに上手く取り入れようとしているのは読んでいて分かりました。

そしてそれは雰囲気作りや世界観の構築という意味では確かに面白いと思うのですが、

どうも持て余してしまっているような気がしてならないです。

 

この手の主人公が切れ者設定な作品ではありがちな、ご都合主義的な展開が当然のようにぽんぽん出てきます。

それ自体は下手に高度に専門的なことをされてもついていけなくなる可能性が高いので、一概にそれが駄目とはいえないのですが、主人公を立てるために周囲の人間を下げてるような印象があり、そこが若干気になりました。

それが序盤・中盤だけで最後は緊迫した駆け引きが展開されるのであればいいのですが・・・。

そういったこともあり、全体的に緊張感や説得力に欠けている印象が強いです。

 

キャラクター


体験版だということもあって物語の起伏が少なく、そのせいで各キャラクターがそれほど生き生きしているようには見えませんでした。

それに加え、マネーゲームをストーリーに取り入れているため、露骨なキャラ萌もないです。

感覚的にはなりますが、まるで能面を被ってお芝居を観ているかのような寒々しさとでもいうのでしょうか、そんな印象を覚えました。

有り体に言ってしまうと、正直キャラクターにあまり魅力を感じないです。

ただこれは体験版での印象なので、製品版のシナリオ展開やキャラクターの背景が明るみになったときに一変する可能性もあります(というよりも、そう出会って欲しい・・・)。

 

ちなみに、体験版をやった中である意味一番印象に残ったキャラクターは、間違いなくクズ彦君でしょうね。

初登場から体験版Vol.2までの間にこれだけ色々と変わった人物もいないでしょう。

初めて登場したときから既に、言動に噛ませ犬臭がプンプンしてましたが、Vol.2ではクズ彦の名に恥じぬいい活躍っぷりに目が話せませんでした。

彼は最高ですね、ホント色々と。

指さして全力で嘲笑してあげたいくらい、この作品1番のお気に入りです。

 

システム


ひと通りの機能はついていて、可でもなく不可でもなくです。

なのですが、個人的には普段あまり使わない言葉や用語が多いので、適宜、それらの金融関係の専門用語や、この世界独自のワードや仕組みに対するフォローする形で用語集を内蔵して欲しいですね。

公式ページでそういったものがありますが、現状然程多くない上に変に小難しく書いてあり、ユーザーに理解させる(読ませる)気があるのか疑問が残る感じです。

一応、作中でも説明されたりもしますが、意外とその手の言葉を進めているウチにど忘れしたりすることもあるので、簡単に説明されたモノが用意されていると、とても有難いです。

 

まとめ


個人的にはテーマや世界観が気になってこの体験版をプレイしましたが、肝心のシナリオやキャラクターが僕の肌には合わない感じです。

テーマや世界観はとても好みで、惹かれるものがあるのですが・・・。

発売後の評判が良ければ購入もやぶさかではないのですが、現時点では様子見します。

 

  ・「bitterdrop」公式ページ

  ・製品ページ

      

 

 

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